任意整理は債務整理手続きの中の一つの債務整理方法で、おそらく債務整理手続きの中では一番利用されている債務整理方法なのではないかと思います。
任意整理は他の特定調停や個人再生、自己破産などの債務整理方法とは違って、裁判所で手続する必要がない債務整理方法なので、依頼費用を安く抑えられるだけでなく、手続き期間も短くて済みます。
さらに整理する借金対象をこちらで選ぶことができたり、自動車や持ち家などの資産をそのまま手元に残したままで手続することができるので、生活への影響が他の債務整理方法と比べると小さいというメリットがあります。そのため家族に内緒で手続することが債務整理方法とも言えます。
このように他の債務整理方法と比べてデメリットが小さい債務整理方法なので、債務整理を検討しているならまずは任意整理から検討するのが一般的です。任意整理では完済しきれない場合には他の債務整理方法を検討するというのが多いかと思います。
そこでここではそんな任意整理について初心者にもわかりやすく解説しようと思います。
任意整理の利用を検討する場合に一番気になるのは、任意整理を利用することによって借金をどの程度減らすことができるのかということだと思います。
任意整理は債務者が債権者と交渉して、借金の利息を免除したり毎月の返済額を小さくすることができるという債務整理方法です。そのため借金の元本を大幅に減らすことは難しいと思ったほうがいいです。
交渉による債務整理方法なので、手続きをする中で相手の債権者と合意する必要があるので、借金の元本を強制的に減額することはできないということです。もちろん相手が元本んも減額に応じれば減らすことができますが、元本を減額したら債権者が損する可能性があるので応じる可能性は低いのではないかと思います。
「借金の利息が免除されるだけではそんなに返済負担は減らないのでは?」と思う方もいます。確かに借金の年率が低い借入先から借金しているようなケースだとその通りだと思います。
ただ一般的な借入先としてよく利用されている消費者金融やカードローンなどは借金の年率は結構大きいです。
具体的には消費者金融から100万円借りて年率18%で5年返済というケースだと、利息を含めた総返済額は約150万円にもなります。任意整理を利用するとこの利息が免除されるということになるので、50万円も返済負担が軽くなるということです。
そのため借金の内容が一般的な消費者金融やカードローンなど利息がある程度あるような借金が中心なら、任意整理でも十分な減額幅が確保できると思います。
任意整理を利用する場合はどのような方の利用がおすすめなのでしょうか?私なりに簡単にまとめてみたので参考にしてください。
任意整理は利用しやすい債務整理方法ですが、借金の元本は減額することが難しいので借金額がそこまで大きくなくて、利息が免除されれば完済できる見込みがある方の利用がおすすめです。利息が免除されても元本の完済が難しいようだと利用する意味はないと思います。
また任意整理は基本的に弁護士や司法書士に依頼して債権者と交渉してもらう債務整理方法なので、裁判所が関係してこないことから、家族に内緒で手続することも可能です。そのため家族に内緒の借金があって困っているならおすすめだと思います。
さらに任意整理は持っている資産が問われないので、自動車や持ち家などがある方でこれらの高額資産を手元に残したままで返済負担を減らしたい方にもおすすめです。
任意整理を利用する場合に気になるのが、任意整理をすることで家族に影響が出るのかどうかということではないでしょうか。
任意整理で借金返済の負担が軽くなったとしても、そのことによって家族に影響が出てしまっては意味がないです。結論を言ってしまうと任意整理を利用することによって家族に直接影響が生じることはないです。任意整理はあくまでも利用した本人に影響が生じるだけなので、家族に何か影響が出ることはないです。
では間接的な影響はどうなのでしょうか?
自己破産だと自己破産する本人名義の高額資産が清算されてしまうことになるので、持ち家や自動車などの家族で共有している資産でも、名義人が自己破産する本人のものだとしたら清算対象になってしまいます。そのため家族で利用している自動車や持ち家を失う可能性が出てしまう間接的に生活に大きな影響が生じることになります。
しかし任意整理ならこうした心配は必要ないです。任意整理は資産に影響されない債務整理方法なので、持ち家や自動車があったとしてもそのまま残すことができます。
また仮に住宅ローンや自動車ローンが残っていたとしても、任意整理は整理する借金対象を選ぶことができるので、こういった借金を除外して任意整理すれば、ローン払い中の資産もそのまま残すことが可能です。
そのため任意整理に関してはこちらの裁量で間接的にも家族に影響を与えずに手続きすることが可能だと思います。
任意整理の利用を検討しているなら弁護士事務所や司法書士事務所の無料相談を利用するのが重要になってきます。
任意整理に限らず債務整理手続き全般で無料相談は非常に重要になってきますが、任意整理は交渉によって返済条件を変えてもらう債務整理方法ということもあり、手続きをする弁護士や司法書士の手腕が重要になってきます。
そのため無料相談を利用して任意整理について色々質問して、本当に依頼して大丈夫なのかを確かめることが重要になってきます。もし経験が浅そうだったり、質問の回答が明確でないと感じたら、依頼を見送って再度依頼する弁護士や司法書士を選ぶのもありだと思います。任意整理を利用しても返済条件で債権者と和解できなかったら意味がないので、他の債務整理方法よりも弁護士や司法書士選びはシビアにやったほうがいいです。
とりあえず無料相談では借金の減額幅や依頼費用、手続き期間くらいは確認しておくといいと思います。また任意整理後に返済スケジュールなども併せて確認しておいて、任意整理後にスムーズに残った借金を返済できるように相談しておきましょう。
当サイトではメールや電話による無料相談が可能な弁護士事務所や司法書士事務所を載せているので参考になると思います。事務所に出向かなくても空いている時間に気軽に相談できるので、相談先で悩んでいるなら参考にしてください。
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