自己破産を利用したいと思っていても自己破産後の生活や人生に不安を感じて、借金額が大きくてもなかなか自己破産手続きを決断できない人は多いです。
自己破産は裁判所で免責が認められると借金返済の義務がなくなるという非常に強力な債務整理手続きですが、これだけ強力な債務整理方法だと、手続き後に生活や人生にデメリットがあるのではないかと不安に感じるのも当然だと思います。
大きなメリットがある債務整理方法なら、それなりのデメリットがあるのでは?と思うのは普通のことですが、自己破産に関してはテレビなどのメディアの影響によって一部デメリットが過剰演出されているものがあります。
そこで自己破産後の生活や人生の詳しい影響について正確に知る必要があると思います。
自己破産に関する正確な情報を得て、自己破産手続きに関する不正確な情報による不安から解放されて、正確な情報を元に利用するか検討するようにしましょう。
結論を言ってしまうと自己破産後に仕事で何か影響が生じるということはないです。
自己破産すると仕事を解雇されてしまうのではないかと思う人もいるようですが、仮に自己破産したことが会社に知られてしまったとしても解雇することはできないです。
またそもそも自己破産したことが会社にバレてしまう可能性は非常に小さいです。
自己破産すると国が発行している官報という発行物に記載されますが、普通の人や普通の会社は官報なんて見ることはないので、自己破産が会社に知られるという可能性は小さいです。
ただまったく仕事に影響がないというわけではないです。一部の仕事は自己破産の申立てから免責決定までの数か月間だけ就けないという問題があります。
弁護士や公認会計士、税理士や弁理士、司法書士、行政書士などの一部の職業については自己破産手続き中の数か月間だけ、その仕事に就けないという問題があります。
ただ自己破産手続きで免責を得られた後ならこのような制限はなくなるので、自己破産後にこれらの仕事に就けないということはないです。
ちなみに意外と誤解されがちなのですが、公務員や学校教員、医師などは自己破産しても普通に仕事をすることができるので安心してください。
特に公務員については自己破産するとクビになると思っている人がいるようですが、そんなことはないので誤解しないようにしましょう。
自己破産すると土地や家、車などの資産が差し押さえられるというのは一般的にも知られていることだと思いますが、自己破産することによって給料収入やボーナスなども差し押さえられてしまうのではないかと不安に感じる人もいるようです。
確かに自己破産すると高額資産は没収されてしまうので、給料やボーナスなどの収入も差し押さえられてしまうのではないかと心配する気持ちはわかりますが、基本的には心配する必要はないです。
自己破産の免責が決まった後に得た給料収入やボーナスはもちろんですが、財産も含めて基本的には自由に利用することができます。自己破産後に得た収入は自由に利用することができるので安心してください。
自己破産したからといって、その後の収入まで奪われてしまったら生活することができなくなってしまうので、当然と言えば当然だと思います。
自己破産することによる結婚への直接的な影響についてはないと思ってもらっていいです。
自己破産することによって戸籍上に何か影響が出てしまって、結婚する上で何か不利なことがあるのではないかと心配する人もいるようですが、自己破産しても戸籍に自己破産経歴が掲載されることはないです。
とは言っても自己破産による一般的なデメリットによる影響は受けるかもしれないです。
・借金やローンが組めない
・クレジットカードが作れない
自己破産すると数年間は上記のように、ローンが組めなかったりクレジットカードが利用できなかったりするデメリットがあるので、そのことによって結婚後の生活に影響が出る可能性はあります。
とは言ってもこれは結婚してなくても生じる影響で、影響は数年間の期間限定なのでそこまで深刻な影響ではないと思います。
自己破産すると一生借金することができなくなると思っている人もいるようで、そのことによって自己破産を躊躇する人も少なくないようです。
結論を言ってしまうと自己破産しても借金することはできます。ただ自己破産後すぐに借金できるというわけではないので誤解しないようにしましょう。
自己破産に限ったことではなく、債務整理手続きすると金融業者の間で共有している借金する際の与信審査に利用するデーターベースに事故情報として登録されることになります。
自己破産を含めて債務整理すると借金が減額されたり免責されたりしますが、金融業者からすると借金を踏み倒されたということになるので、そのことを金融業者間で共有するためにデータベースに掲載されることになります。
つまり金融機関の間に自己破産を含めた債務整理手続きをしたことが共有されるということです。
そのような状況だと借金したくても自己破産したという情報が共有されているのでお金を貸してくれないということになります。
ただこのデータベースの掲載は5年から10年くらいで削除されるので、その後は普通に借金できるようになります。
つまり自己破産後にすぐ借金することはできないけど、一定期間経過すると借金できるようになるということです。
自己破産後に住宅ローンを組んで家を購入したいと考える人は少なくないと思います。
若い頃はやんちゃして多額の借金を作ってしまって自己破産したけど、働くようになって家庭を持つようになると家族と住む家を住宅ローンを組んで購入したいと考えるようになる人は多いです。
ただ自己破産後に住宅ローンを組めるのかと不安に感じている人も多いようです。
結論を言うと、自己破産後でも住宅ローンを組んで家を購入することは可能です。とはいっても自己破産後にすぐ住宅ローンを組むことはできないです。
住宅ローンも借金の場合と同じで、金融業者間で信用情報の事故リストに掲載されてしまっているので、5年から10年くらいはその事故リストが掲載された状況になるので、それまではローン審査を申し込んだとしても落とされてしまいます。
リストから削除されると住宅ローンの審査をも通るようになるので、一生住宅ローンが組めないということはないので安心してください。
自己破産を利用して借金がなくなったとしても、仕事がないような状況だと、生きていくために借金をせざるえなくなってしまいます。
そこで気になるのが自己破産後に生活保護を利用することができるのかということです。
結論を言うと自己破産後に生活保護を利用することは普通に可能です。むしろ生活保護を受けるために自己破産をするという人の方が少なくないと思います。
生活保護はその名前の通り最低限度の生活を保証する制度で、そのためにお金が支給されますが、この生活保護費で借金返済することは通常認められてないです。
生活保護費での借金返済が認められたら、生活保護者を悪徳金融業者が食い物にするのは目に見えているので当然と言えば当然だと思います。
そのため生活保護を受けたいけど借金があるという場合には、あらかじめ自己破産をして借金を整理してから生活保護を受けるというのが通常の流れのようです。
そのため自己破産後でも問題なく生活保護を受けることは可能です。
自己破産に関する人生や生活の影響について簡単に説明してきましたが、自己破産したことによって何か一生影響が生じるということはないです。
一定期間ローンや借り入れが利用できないという不便さはありますが、数年すれば回復することなので大きな問題ではないと思います。
こうしてみるとそこまで自己破産って大きなデメリットがある手続き方法ではないということがわかると思います。
別に自己破産を推奨しているわけではないですが、借金返済で困っていて返済するのが難しい状況にあるなら、自己破産をも含めてしっかりと借金整理を検討するのが大事だと思います。
もし自己破産を検討しているけど、自己破産後の生活への影響について不安に感じているなら、当サイトのランキングにある法律事務所の無料相談を利用するといいと思います。
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