スマホゲームやオンラインゲームなどによるゲーム課金によって借金を作ってしまったが、借金額が大きくなってしまって返済できなくなってしまい、債務整理によって借金整理を検討する方は多いです。
スマホゲームやオンラインゲームなどのソーシャルゲームには中毒性があるので、ハマりすぎた結果、課金が止まらなくなってしまって、どんどん借金が増えていくという状況があります。
特にスマホゲームは空いている隙間時間に利用する方が多く、そこから暇つぶしに利用した結果、いつの間にかどんどん課金してしまっているケースが多いです。
こういった中毒性が高いゲームによる借金問題は、若い方を中心に返済に困る方が増えているので、今後もゲーム課金によって借金を抱えてしまう方は増えていくともいます。
そんなゲーム課金によるソシャゲ破産について解説しようと思います。
スマホゲームやオンラインゲームなどのソーシャルゲームは基本料金は無料で利用できるということで、軽い気持ちで始める方が多いですが、遊んでいるうちに、いつの間にか課金が当たり前になってしまっている方が増えています。
実際に子供がスマホゲームにハマり、親のクレジットカードを勝手に使って課金し続けた結果、とんでもない金額の請求がきて、親がビックリするというニュースもありました。
ではこういったソーシャルゲームなどによるゲーム課金で作ってしまった借金は自己破産によって借金返済の義務を免責してもらうことができるのでしょうか?
自己破産は裁判所に免責を認めてもらえれば借金返済の義務がなくなるという債務整理方法です。ただ結論を言ってしまうと、ゲーム課金による借金は自己破産できない可能性があります。
自己破産には免責不許可事由というものがあり、免責不許可事由に該当するケースでは自己破産できない場合があります。
免責不許可事由には借金理由が「浪費」というケースが含まれており、ゲーム課金はこの浪費に当てはまります。
参照:自己破産の免責不許可事由
ソーシャルゲームなどのゲーム課金による借金は、浪費が原因の借金ということで免責不許可事由に該当することから、普通なら裁判所が免責を出さないことになり、自己破産できないということになります。
ただ免責不許可事由に該当すれば必ず自己破産できないというわけではなく、借金状況や反省しているかどうかによって、裁判所の裁量によって免責が出されることがあります。これを裁量免責と呼びます。
つまりゲーム課金による借金でも、しっかり反省していることを態度で示すことができれば、裁判所の判断によって自己破産が認められる可能性があるということです。
ゲーム課金による借金は本人が原因の借金ということもあり、免責不許可事由に該当するという理由で、自己破産できないと思い込んでいる方もいますが、実際には裁判所の判断によって自己破産が認められるケースもあります。
そのためソーシャルゲームなどのゲーム課金でどうしても借金返済できないというようなケースなら、無理せず自己破産の利用を検討するといいと思います。
ゲーム課金による借金は裁量免責を得ることによって自己破産することができますが、自己破産後はスマホゲームやオンラインゲームなどのゲーム課金は可能なのでしょうか?
自己破産するとクレジットカードが5年以上は利用できなくなってしまうので、そもそもクレジットカードを利用してのゲーム課金ができなくなってしまいます。
ただゲーム課金によって自己破産するようなケースだと、明らかにゲーム中毒になっている状況なので、クレジットカードが利用できないということによって、ソーシャルゲームから離れるきっかけにもなります。
むしろソーシャルゲーム中毒になっているようなケースならクレジットカードによる課金ができないことは救いになると思います。
ソーシャルゲームによる自己破産は裁量免責を得ることによって、借金返済の義務をなくすることができますが、状況によっては裁量免責が得られない場合もあります。
では具体的にどういったケースが自己破産できないケースとしてあり得るのでしょうか?
過去にゲーム課金のような浪費が原因で自己破産した経験があるようなケースだと、過去の反省が生かされてないということになります。
また過去に自己破産してから7年以内の自己破産は免責不許可事由に該当します。そこにさらにゲーム課金という浪費による免責不許可事由ということが重なると、2つの免責不許可事由に当てはまることになります。
免責不許可事由が1つなら裁量免責が認められる可能性がありますが、2つも免責不許可事由に該当するようなケースだと、裁量免責が認められない可能性があります。
過去に自己破産してから数年程度しか経過してないような状況で、ゲーム課金による借金で自己破産というのは、自己破産の乱用だと思われる可能性があります。
ゲーム課金による借金だと、状況によっては家族にバレたいくないという方も多いかと思います。
普通に考えてゲーム課金で自己破産するくらい借金が積み重なってしまったら、家族からすると呆れてしまうのも仕方がないことです。状況によっては離婚にまで発展する可能性があります。
そのため家族に秘密でゲーム課金による借金を整理したいという方もいると思いますが、自己破産の場合だと、持ち家や自動車などの高額資産が没収されることになるので、家族に秘密で自己破産するというのは非常に困難です。
そのため家族に知られずに借金整理をしたいという場合には、自己破産を諦めるケースも多いです。
自己破産できないような場合には別の債務整理方法を検討するといいと思います。具体的には任意整理や個人再生が利用候補になると思います。
自己破産のように借金が全額免除されるわけではないですが、自己破産のように高額資産が全て没収されるというわけではないので、自己破産ほどのデメリットを背負うことなく債務整理することができます。
任意整理は自己破産とは違って裁判所で手続きを行う債務整理方法ではなく、債権者と交渉して返済条件を検討してもらったり利息を免除してもらうという債務整理方法です。
任意整理は借金理由が問われないので、ゲーム課金が理由の借金でも普通に利用することができます。
ただ借金の減額幅が大きくはないので、借金額が大きい方には向かない債務整理方法です。
しかし裁判所が関係せず、高額資産を売却することなく債務整理することができるので、家族に秘密にしたままでの借金整理が可能です。
家族にゲーム課金による借金を知られたくないなら一番の利用候補になります。
参照:任意整理とは
個人再生は自己破産と同様に裁判所で手続きを行う債務整理方法です。自己破産ほどではないですが、個人再生は借金の減額幅が大きい債務整理方法なので、借金額が大きい方向けの手続き方法になります。
また個人再生は借金理由を問われないので、ゲーム課金による借金も債務整理することができます。
そのため過去に自己破産しているようなケースでも、個人再生なら債務整理による借金整理が可能になっています。
裁判所が絡んでくるので、家族に秘密での手続きは難しいかもしれないですが、借金の減額幅は任意整理よりも大きいので、自己破産が利用できないという場合には十分に利用候補になります。
参照:個人再生とは
スマホゲームやオンラインゲームなどのソーシャルゲームによるゲーム課金で作ってしまった借金は、免責不許可事由という自己破産できない要件に該当しますが、裁判所の判断で裁量免責が認められる可能性があるので、自己破産できないわけではないです。
ただ過去7年以内の自己破産したことがあるなど、ゲーム課金以外に免責不許可事由に該当するような状況が複数あるようだと、さすがに裁量免責がでなくて、自己破産できない可能性があります。
裁量免責を得るためには、裁判所でしっかりとした誠実な対応をする必要があり、反省を見せることも重要になってきます。
また免責不許可事由に該当するようなケースだと担当する弁護士の力量も大事になってくると思います。
自己破産に慣れているような弁護士なら免責不許可事由に該当していても裁量免責を得るノウハウがあるので、できるだけ自己破産に慣れている経験豊富な弁護士に相談するのが重要になってきます。
当サイトでは自己破産に強い弁護士を都道府県別にまとめているので参考になると思います。また載せている弁護士事務所は無料相談に対応しているので気軽に借金問題を相談してみてください。
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自己破産は手元にお金がまったくない状況でも手続きするこが可能です。当サイトに掲載してる自己破産におすすめな弁護士事務所は、自己破産の依頼費用の支払い方法についても相談に乗ってくれるので、まずは無料相談を利用して話を聞いてみるといいと思います。 | |
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