入院費や治療費などの医療費を支払うことができずに自己破産して借金を整理するという方は少なくないです。
重病になってしまって長期の入院をするような状況になってしまって、医療費や入院費が莫大な金額になってしまうと、それまで貯めていたお金では支払うことができなかったり、病気で仕事をすることができなくなってしまったので支払いのあてがなくなるということは珍しくないです。
そのため支払う方法がない医療費を自己破産して整理するということは普通にあり得ることです。
そこで入院費や治療費などの医療費を自己破産するメリットやデメリット、入院中の自己破産による治療の継続は可能なのかということや、入院中でも自己破産手続きは可能なのかということをわかりやすく解説しています。
自己破産で入院費や治療費などの医療費を整理しようと思っているなら参考になると思います。
入院費・治療費などの医療費を自己破産するメリットについて説明しています。医療費を自己破産すると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
自己破産を検討しているなら、どのようなメリットがあるのかということくらいは把握しておくといいと思います。
何となくメリットくらいは把握しているという方もいると思いますが、改めてしっかりと確認しておくといいと思います。
自己破産して裁判所から免責が認めらえると借金返済の義務がなくなるので、医療費の支払いも当然ですが、免除されることになります。
高額な医療費や入院費などについて、支払いのあてがないようなケースでは自己破産でこれらの支払い問題を解決することができます。
もちろん医療費だけでなく、他の借金もまとめて整理されることになるので、借金問題とは縁のない新しい生活をすることができます。
突然の病気や事故で長期入院することになってしまって、仕事をすることができず収入のあてがないような状況で、医療費による借金だけが積み重なってしまいます。そのため、自己破産によって医療費の支払いが免除されるというのは非常に大きなメリットだと思います。
自己破産すると入院費や治療費などの医療費が免除されることになり、支払い義務がなくなるので、働けるようになったとしても無理して医療費を返済する必要がなくなります。
入院費や治療費の支払いがあると、利息などのことも考えて無理して働く必要に迫られてしまいますが、自己破産すればそういった借金のために無理して働く必要がないので、治療に専念できるというメリットがあります。
実際に退院後に無理して働いてしまって、症状が悪化してしまった結果、復帰するのに余計に時間がかかることになってしまったというケースは珍しくないです。
そのため自己破産して借金返済について考える必要がなくなれば治療に専念できるので、しっかりと完治してから仕事復帰することを考えることができます。
医療費や入院費・治療費を自己破産すれば、医療費などを返済する必要がなくなるので、借金問題を気にすることなく治療に専念することができるというメリットがあります。
ただこのような都合のいい手続き方法が何のデメリットもなく利用できるということはないです。医療費を自己破産する場合にはいくつかのデメリットもあるので、事前に自己破産する前にデメリットも把握しておきましょう。
入院することになってしまったり、高額な手術を受けるようなケースでは保証人を求められるケースもあったりします。
自己破産すれば医療費は免除されることになりますが、そうすると保証人の方に請求が行くことになってしまうので、保証人の方に迷惑をかけることになってしまいます。
そのため保証人が付いているような医療費を自己破産するようなケースでは、事前に保証人に事情を話したり、自己破産前に手続きを依頼する弁護士などの無料相談を利用して、専門家に相談しておくといいです。
自己破産後に保証人の方とトラブルにならないように、しっかりとした対応を自己破産を担当する弁護士などと相談するといいと思います。
自己破産に限ったことではなく債務整理手続き全般に共通することですが、借金を整理してしまうと、信用情報がブラックリストに登録されてしまいます。
信用情報は「借金の履歴」というべき情報で、金融業者はこの信用情報を利用して融資していいのかなどを判断する材料にしたりします。
そんな信用情報がブラックリストの登録されてしまうと、クレジットカードが利用できなくなってしまったり、ローンが組めなくなってしまったり、保証人になれてなくなてしまうなどのデメリットが生じることになります。
ただ自己破産の場合は5年から10年でブラックリストから削除されるので、ずっとカードやローンが組めないというわけではないです。
参照:自己破産の信用情報
自己破産すると持ち家や自動車などの高額資産が没収されてしまうというデメリットがあります。
個人再生や任意整理の場合だと、ローンが払い終わっていればそのまま資産を残すことも可能ですが、自己破産の場合だと高額資産を没収されてしまうので持ち家や自動車を失うことになってしまいます。
特に自動車を失うことに抵抗感を感じる方は多いのではないでしょうか?地方だと自動車がないと移動手段がなくて生活に苦労するという方は少なくないです。また病院に通院するのに自動車が必須というケースもあります。
ただ自己破産したとしても必ずしも自動車が利用できないというわけではなく、状況によっては自己破産後も自動車を利用できる可能性はあります。
自己破産で入院費や治療費などの医療費を整理する場合に気になるのが、入院中に自己破産すると治療を続けてもらえず、病院を追い出されてしまうのではないかということです。
自己破産して入院費や治療費などの医療費を踏み倒せば、それ以降は医療サービスを受けられてなくなってしまっても文句は言えないと感じる方も多いと思います。
確かに自己破産をすると医療費を踏み倒すことになるので、普通に考えたらそれ以上治療を続けてもらえないと思うのが普通だと思います。
「それなら別の病院に転院すれば?」と思う方もいますが、都会ならまだしも地方だとそんな簡単に別の病院を見つけて転院することは簡単ではないです。
ただ医療費に関しては自己破産しても問題ないので安心してください。
自己破産して治療費を踏み倒したとしても治療は続けてもらえるので、自己破産するとによって病院から追い出されるのではないかと懸念している場合には安心して大丈夫です。
仮に医療費の不払いを理由に治療を拒否した場合には医師法違反になってしまい、業務停止や医師免許の取り消しという重い処分を受けることになるので、自己破産後の治療について心配する必要はないです。
ではそもそも入院しながら自己破産手続きを行うことは可能なのでしょうか?
自己破産は裁判所で手続きを行う債務整理方法で、裁判所に出向いて免責審尋などを行いますが、入院中で裁判所に出向けない場合はどうなのでしょうか?
結論から言ってしまうと入院中で裁判所に出向くことができないような状況でも自己破産することは可能です。
とは言っても自分で手続きすることはできないので弁護士に依頼して手続きを行ってもらうことになります。
その際にあらかじめ弁護士に入院していることなどを伝えておき、医師の診断書などを裁判所に提出すれば、裁判所の方で事情を考慮してくれるので、入院中での自己破産にも対応してくれます。
そして、自己破産でそれまでの治療費を免除してもらっても、その後の治療費も同様に払えないような状況の場合は生活保護を検討するといいと思います。
生活保護を受けると入院費や治療は無料になります。
そういったことも含めて自己破産を検討する場合には弁護士に事情を詳しく説明して手続きを検討するといいと思います。
自己破産によって入院費や治療費などの医療費の支払いを免除することは可能で、入院中に自己破産して入院費や治療費を免除してもらったとしても、その病院から追い出さされて治療を拒否されるようなことはないです。
また自己破産は入院中でも弁護士などに手続きを依頼すれば手続きすることは可能なので、入院中に借金がどんどん増えていって精神的に不安を抱えているような状況なら早めに自己破産してしまった方がいいです。
自己破産は裁判所から免責を得ることができれば借金返済の義務がなくなりますが、逆に裁判所から免責が得られないと自己破産しても借金は残ります。
そのため自己破産する場合にはできるだけ自己破産手続きに慣れている弁護士に相談するのがベストです。
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